【ユニクロの挑戦】 – BLOGOS

Home » ブランド » Primark » 【ユニクロの挑戦】 – BLOGOS
Primark コメントはまだありません



マニラや上海に行くと、ユニクロやMujiなど日本ブランドの活躍を目の当たりにしますが、欧米では苦戦している、というのが最新号の The Economistに出ています。


(2012年にマニラで撮影)


(同、ユニクロの店内)

SuperDryやPrimark といったブランドは初めて知りました。 Retailing, Long Journey (小売り、長い道のり)はざっくりこんな内容です。

富裕層向けのファッションで、アジア系デザイナーの活躍はめざましい。例えば去年、Met Galaに登場した Rihannaは、中国のGuoPei がデザインした黄色のロングケープドレスを着ていた。

一方、大衆の心をつかむのは難しい。日本のユニクロは 2005年、ニュージャージーで3 店舗開くなど、アメリカに上陸したが、 2年以内に閉店に追い込まれた。ことし1 月から 6月にかけて5 つを閉店。

日本のMuji もまた拡大中だ。ニュージャージーのきらびやかなショッピングセンターに旗艦店をオープン。開店日には長蛇の列ができたが、地元の人に日常品を売るのは難しい。

世界の衣類、バッグ、靴の大半はアジアで生産されているが、アジアのブランドは欧米では前進があまり見られない。Millward Brown の「世界のアパレルブランドのトップ 10」に入るアジア系はユニクロのみだ。

中国で人気のスポーツブランドLi-Ning は 2010年にアメリカ市場に参入したが、失敗。SuperDry や Shanghai Tangといった”アジア系”のブランドも実は資本は欧州系だ。

何が道のりを阻むのか?欧米の好みに合わせるのには時間がかかる。ユニクロは、アメリカ的な衣類を販売している一方で、そのアメリカで文化的な壁にぶつかっている。日本市場でもっとも人気があるのが肌着である。しかし、アメリカ人もヨーロッパ人もシャツの下に肌着をつけるという習慣がない。さらに、アメリカでは XLでは不十分で、XXXL まで売り出すようになったのはわずか 2年前である。

さらに問題は価格だ。特に、大都市圏以外の都市ではその傾向が顕著だ。ユニクロは、Gapや Old Navyなどとの違いを打ち出すためにも、ハイテクで心地よい素材を売りにしている。

しかし、郊外の小売りトレンドのバロメーターとされているコネチカット州のDanbury Fair というショッピングモールで人気なのは、最近オープンしたアイルランドのPrimarkという超安いブランドである。これに対して、ユニクロは 6 月に閉店している。ファッションについても、価格についてもお客さんは保守的なのだ。

むしろうまく行っているのは、都市部に集中する場合だ。ユニクロはマンハッタンのソーホーで路面店を今月オープンした。

イギリスでは2002 年時点で 21の店舗が点在していたが、今では10 に縮小し、そのうち 8つをロンドンに集中させている。ユニクロは、ネット通販にも活路を見いだそうとしている。

ただし、どこのアジア系ブランドもアマゾンとの競争には勝てない。中国最大のネット通販サイトの Alibaba でさえ、アメリカでファッションのサイトをうまく運営できず、去年、傘下の11 Mainを売却した。本国でうまくできてもアメリカは違う市場なのだ。





コメントを残す