ユニクロ、店員付き添い子供自身が服選び 苦手分野克服狙う – 日本経済新聞

Home » ブランド » しまむら » ユニクロ、店員付き添い子供自身が服選び 苦手分野克服狙う – 日本経済新聞
しまむら コメントはまだありません



 ファーストリテイリング傘下のユニクロが、子供向け事業の拡大にアクセルを踏み込む。7日、店員の助言を得ながら子供が自分で服を選ぶサービスを全国で始めると発表した。効率的な店舗運営を進めてきたユニクロが、こうした接客サービスを展開するのは珍しい。子供服の販売拡大に手間取る同社は、新たなサービスをきっかけに需要取り込みを狙う。

 「何色が好きかな」「どっちを着てみたい」――。7日、ユニクロ吉祥寺店(東京都武蔵野市)4階の子供服売り場。緊張した面持ちの女児に、店舗スタッフが優しく話しかけた。気になる商品をカゴに入れ、コーディネートを確認する女児の表情は真剣そのものだ。

 25日から約1カ月間、全国のユニクロでこんな光景がみられる。店内で親が付き添う代わりに、子供が店員とともに自分で洋服を選ぶ「はじめてのコーディネート体験 MY FIRST OUTFIT」を105店で展開する。

 子供は50分ほどかけて売り場から自由に商品を選ぶ。参加は無料だが予約が必要。選んだ商品は買わなくても構わない。今後も夏休み期間などに継続的に実施する。海外での展開も検討する。

 ユニクロは商品陳列とレジ打ちを店員の主要業務とし効率的に店舗を運営してきた。短時間とはいえ、接客に重きを置けば効率は落ちる。新サービスに踏み込む背景には、てこ入れが必要な子供向け事業がある。

 ユニクロは2014年9月に「メンズ・ウィメンズに並ぶ3つ目の柱にする」と取り扱う店舗数・商品の拡大などを発表したが、思うように伸びていない。16年8月期の国内でのキッズ・ベビー向けの売上高は前年比微減の550億円。国内売り上げに占める構成比も7.1%にとどまる。

 一方、競合するしまむらは、主力の「ファッションセンターしまむら」や子供服販売の「バースデイ」などを合わせ、売り上げに占める子供服の構成比は10%を超える。

 子供服市場は9000億円程度で横ばいだが、この分野に強かった米ギャップ傘下のオールドネイビーが今年1月に日本から撤退。その「空白」を狙う動きが激化している。

 大人向けでユニクロが高い評価を得たのは、吸汗速乾などの機能性に加え、品質が良く長持ちする商品を提供してきたため。ただ、成長に伴い買い替えが必要な子供服では、長持ちという強みは生かしにくい。新サービスの裏には、子供服で苦戦するユニクロの課題が透けて見える。





コメントを残す