本日スタートした「エルメスのてしごと」展の、プチレポートをさっそく – Pen-Online

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本日スタートした「エルメスのてしごと」展の、プチレポートをさっそく

エントランスにいちばん近いコーナー。

のっけから私事で恐縮なんですが(blogなんだからいーじゃん)。

エルメス祇園店」の昨年のオープニングイベントとなった、「著名人の私物スカーフのディップダイ(後染め)展示」のとき、ほんのちょっと(マジ少しだけ)エルメスジャポンの仕事をお手伝いさせていただきました。

ペンオンラインのイベント紹介記事はこちら→エルメス、スカーフ、ビンテージ加工、京都・祇園での製品染めサービスの妙」。

尊敬する古くからの知り合い女性がエルメスジャポンにお勤めで、ありがたいことにお声がけいただきまして。

結果、実感したのが、「イベントでは日本の社内スタッフがすごく積極的にアイディアを出し、クリエイティビティを発揮してる」、ということ。

海外一流ブランドのイベントとなると、なにもかも本国主導で動いてそうなイメージあるじゃないですか。

でもそれだと、主催側の国のスタッフのモチベーションは上がらないですよね(たぶん)。

「自分がモノづくりに関わってる!」って手応えがあればこそ、イベントに温もりや、ホスピタリティが漂う結果が生まれる気がするんです。

エルメスのイベントが、どこかほかと印象が異なるのは、「全員が一丸となるモノづくりな体制があるからかな?」、なんて思っておりますよ。

さてっ!

3月9日(木)〜19日(日)まで東京・表参道ヒルズの、広々とした地下イベントスペースで開催されている「エルメスのてしごと」展のメディア向け内覧会が、8日(水)に行われました。

バタバタしてうまく写真撮れなかったですけど(言い訳)、行こうとしてる人のご参考に、ざざっとお見せします。

展覧会の詳細は、ペンオンラインのこの記事が、まーカンペキなので(もちろん私の原稿ではない)、どうぞお読みくださいませ。→ 「エルメスの手しごと」展で、職人たちの“手のインテリジェンス”を目撃してください!

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表参道ヒルズのセンターに何やらオブジェが。

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正面に立つと一つに重なって見え、イベントのグラフィックに。(撮り方失敗してるわ)

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エルメスといえば、の馬具の縫製の様子。

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あまり語られることのない、手袋をつくる工程のおひろめ。

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手袋を裁断したパーツ。

革好きなら、この職人さんが手に持ってる手袋用の羊革は、マストで触ってみるべし。

「世界最高ランクの革はまず、エルメスとルイ・ヴィトンに供給される」、と言われる(あくまでも、言われる)だけある、とろとろ+傷なし+シボなしのスゴ革。

この職人さんはフランス本国で、革を整える作業と、手袋の形にカットする作業の担当者だそうです。

糸で縫う仕事は別の人がやりますので、その実演はありません。

えーと、服飾専門学校に通ってた経験があるうえに、出版社勤務時代もいまも、ファッションのモノづくりレポが日常な身からしますとですね。

裁断前の革だのミシンだの針だのを見てもテンションは上がらないんですが、製品のマテリアルの高級さには驚嘆します。

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シルクスカーフの端を手かがり。

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スカーフのシルクスクリーンプリントの工程の一つはデジタルで。

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アドビ社のレタッチソフト「フォトショップ」を見ると、なんかすげーホッとする w 海外でスタバやマクドナルドを見かけると、つい入ってしまう、あの感じ。

現代のスカーフ製造では、アナログとデジタルが混在しています。

テクノロジーの恩恵を大きく受けている領域といえるでしょう。

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シルクネクタイの裁断前の、パーツをプリントした布。ネクタイはタテヨコの糸で直線的に織った布を、斜め45度にカット(バイアス裁断)します。きれいに結べてほどけないためのやり方。

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小紋柄のネクタイ生地、と思いきや、

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こんな子がいました。

ネクタイコーナーは、各パーツや芯地なども置かれており、特に男性にはオススメ。

職人の女性も明るくダイナミックで楽しいですし w

続いては、筆で絵を描く人が登場。

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日本人職人さん。

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絵がド下手な私からすると、もはやあり得ない仕事。

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スカーフがトレイに被さっているかのような見事さ。

では最後に3つほど、個人的にグッと来た展示(とも言い切れないものもあり)をご紹介。

まず一つめは、多くの人がスルーしそうな地味なやつ。↓

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磨かれる前の、マットなリングやブレスレットのツリーオブジェ。

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馬のヘッドがお分かりです?

面白い存在感がありますよね!

メタルジュエリーの製造プロセスの知識があると、さらに楽しめます。

一言でいうとこれは、「鋳造ツリー」。

枝も幹も含めたこの形のワックス(蝋)をつくり、その周囲を固め、ワックスを溶かして空洞をつくると、いわゆる「型」ができます。

その中に溶かした金属を流し込めば、このツリーができるという。

植物の実をもぐように、ジュエリー部分をカットし、研磨したり宝石をはめ込んだりで仕上げます。

ラグジュアリーな完成製品になる以前の、荒削りな風合いが好きなんですよ!

奥になにか隠されてるってミステリアスさもいい。

置かれてたツリーは異なるデザインのリングやバングルが不自然に混在していますので、ディスプレイ用としてつくられたものでしょう。

金属も、本物のゴールドとシルバーではなさそうです。

ツリー以外に、好きだったもう一つはこれ。↓

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何気なくエルメスリボンを巻いたハサミ。

指を保護するため、そこらに落ちてたリボン巻いちゃった感のある、どこにでもありそうな道具ってやつ。

合羽橋で売ってそうな本気の職人道具も、そりゃイイんですが、私はこういう普段使いのグッズが大好きです。

持ち主の人柄や、素直な心が感じられませんか?

客なら大切にとっておきそうなリボンを実用品として使ってるところに、「エルメスで働いてる人ならではの日常」が想像されます。

ということでお気に入りのラストは、

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足首にタトゥー。

このイベントの職人さんたちは、人種がバラバラ。

意図的にそういう人選にしたのだと思います(あくまで推測)。

足首にタトゥー入れてる女性がいました。

欧米ブランドの職人さんはタトゥー入れてる人多いですけどね。

エルメスの製品そのものも魅力ですが、私はつくってる人にシンパシー感じるんで、このイベントが終了する前にまた足を運び、人となりを探ってこようと思ってます!

All Photos © Kazushi Takahashi

撮影:高橋一史

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