「クサい」の一言は存在否定。医師が語る男のニオイケア

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もしも自分が「スメルハラスメント」の加害者になっていたら、と思うとヒヤリとする。恥ずかしながら、クサいと言われることを恐れて、デスクに「ファブリーズ」や汗ふきシート、制汗スプレーを常備している。

そんなとき、編集部宛てに一通の「ニオイセミナー」の招待状が届いた。「男性で悩みの多いワキ毛とニオイの関係性」と書かれた文字に目が留まった。ニオイとワキ毛にはなんの関係があるのか。思わず耳を塞ぎたくなるような話を聞いてきたのだった……。

■「クサい」はやがて自己否定になる

「ニオイに悩んでいる人は、自分の存在に悩んでいることと同じなんです」

セミナー開始早々に、体臭やワキガを専門とする「五味クリニック」の院長・五味常明先生は、衝撃的な一言を発した。

「人からクサいと言われたらどうしますか? 『鼻をつまめばいいじゃないですか』。なんて言えないでしょう? クサいと言われるのは、存在否定と同じなんです。これがだんだんと自己否定感につながっていきます」

事実、五味先生のもとへ来院する患者さんの中には、ニオイの問題によって自己否定感を持ち、転職や退職を考えている人もいるようだ。

■知らないうちに「スメルハラスメント」の加害者になっているかもしれない?

「ニオイが印象に影響を与えるとよく言われますが、それは嗅覚が感情や情緒を司る大脳辺縁系で情報処理されるからです」

五味先生はかつてニオイが脳に与える影響について実験を行ったことがあるそうだ。20~30代の男性2名に「無臭のシャツ」「自分のニオイがついたシャツ」「他人のニオイがついたシャツ」の3枚をそれぞれ嗅いでもらい、簡単な課題をやってもらうというものだ。

「脳への血流量を測定していたのですが、『無臭のシャツ』と『自分のニオイがついたシャツ』を嗅いだときは血流量が多く集中していました。ですが、『他人のニオイがついたシャツ』を嗅いだときは、血流量が少なく脳があまり働いていなかったのです」

つまり、自分にとって自分のニオイは良いニオイだとしても、他人にとっては、集中力を下げる害悪だったということだ。しかも自分のニオイは気づきにくい。知らぬ間に”スメハラ”していた、なんてこともありえる。





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