名門カメラブランド「ライカ」の歩みと現在地――最新モデル「ライカTL2」に寄せて – GetNavi web (登録) (ブログ)

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“憧れの名機”と名高いライカ。その最新作「ライカTL2」のローンチイベントが7月21日、東京・渋谷にて行われた。本稿ではこれまでのライカの歩みについて触れつつ、本イベントの様子や製品の詳細をお届けする。

20170728_y-koba7 (6)↑ミラーレス一眼カメラ「ライカTL2」。本体のカラーはシルバーとブラックの2色で、ライカTLではラインナップしていたチタンカラーはラインナップされていない。また、4色から選べるレザープロテクターや、レザーホルスターも用意されている。8月10日より発売

クラフトマンシップが息づく名門

ドイツの名門カメラブランド、ライカ。その原点は、1914年に当時のエルンスト・ライツ社の技師、オスカー・バルナックが発明した小型カメラだ。ここから現在最も一般的なフィルム、35mm判が始まり、デジタルの35mmフルサイズへと繋がる。小型かつクラフトマンシップによる高精度・高画質のライカは、大きなカメラでは不可能だった高い機動力を実現。アンリ・カルティエ=ブレッソンや木村伊兵衛など、多くの著名な写真家がライカを愛用した。

1954年に登場したライカM3から、ライカのアイコンといえるライカMシステムが始まる。2006年のライカM8から、ついにライカMシステムもデジタル化され、2017年のライカM10が最新モデルとなっている。

デジタルのライカは、コンパクトから中判までラインナップ。その中でレンズ交換式は、レンジファインダーのライカMシステムのほか、中判デジタル一眼レフのライカSシステム、35mmフルサイズミラーレスのライカSLシステム、そしてAPS-CミラーレスのライカTLシステムがある。

ライカTLシステムの前身となるモデルは、2014年に登場。ボディはアルミニウムの塊からの削り出し。繋ぎ目が一切ない、いわゆるユニボディだ。美しいアルミの質感とともに注目されたのが操作部の少なさ。シャッターボタン以外は、フラッシュポップアップを兼ねた電源レバー、動画ボタン、2つのダイヤルのわずか4つだけ。背面は3.7型のタッチ式液晶モニターを持ち、アイコンをタッチして機能の設定を行う。その操作は、まるでスマホのようだ。撮像素子はAPS-Cサイズの1600万画素CMOS。16GBの内蔵メモリーも備えている。

2015年にはフルサイズミラーレス機、ライカSLが登場。マウントはライカTと共通で、ライカLバヨネットマウントと名付けられた。そして、2016年にライカTLにマイナーチェンジ。Wi-Fi機能がiOSだけでなくAndroidにも対応し、内蔵メモリーは32GBに増えた。そして今年7月21日、ライカTLの後継機となるライカTL2が発表。東京渋谷のWOW Inc.で、ライカTL2のローンチイベントが開催された。

20170728_y-koba7 (1)↑ライカTL2ローンチイベントは、東京・渋谷のビジュアルデザインスタジオ、WOW Inc.で開催された。ライカカメラジャパンの福家社長は「美しいデザインにこだわったライカTL2の発表の場に最適な空間」と語った

洗練されたデザイン、格段に向上した性能

会場では、ドイツのライカカメラ社から、ライカTL2のプロダクトマネージャー、マイケ・ハルベルツ氏が来日。ライカTL2の解説を行った。

ライカTL2のデザインは、ライカTLを踏襲。アルミのユニボディも同じだ。しかし角が面取りされ、ボタンやダイヤルの形も見直されたことで、より洗練された印象。そして内蔵フラッシュが省略された。そのため上面はスッキリして、ユニボディの美しさがより強調されている。

20170728_y-koba7 (2)↑発表されたライカTL2。アルミ削り出しのユニボディや背面の大型タッチパネルを受け継ぎながら、高速化と高画質化が図られている。アクセサリーシューにはEVFのライカビゾフレックスも装着可能

20170728_y-koba7 (3)↑ 内蔵フラッシュを廃止したことで、本体上面は一層シンプルになった。その場の光で撮影するコンセプトはいかにもライカらしい。電源レバーやシャッターボタン、ダイヤルのデザインも変更され、指に自然な操作ができる

撮像素子は2400万画素CMOSを搭載。画像処理エンジンは、ライカM10や35mmフルサイズコンパクトのライカQと同じ「ライカ マエストロⅡ」だ。高画質と高速化を実現し、起動時間やAFは飛躍的に速くなった。またISO感度の最高はライカTLのISO12500からISO50000にアップ。1/40000秒までの電子シャッターを備え、1/20コマの高速連写を可能にしている。さらに動画は4Kに対応。背面のタッチパネルは、よりシンプルで使いやすく改良された。外観はライカTLを受け継いでいるが、このように中身は別物だ。ハルベルツ氏はライカTL2を「写真を純粋に楽しむカメラ」と表現した。

20170728_y-koba7 (5)↑ライカTLシステムの大きな特徴である背面のタッチパネル。よく使う機能は「マイカメラメニュー」で登録したり、アイコンを並び替えたり、自分好みにカスタマイズできる。もちろん日本語表示も可能

20170728_y-koba7 (4)↑SDカードはUHS-Ⅱに対応。大容量の4K動画の書き込みも高速に行える。またUSB端子から充電も可能。もし出先でバッテリー容量が少なくなっても、モバイルバッテリーがあれば充電できる

ハルベルツ氏の解説のあとは、バッキー木場氏を司会に、WOW Inc.代表の高橋裕士氏、クリエイティブディレクターの於保浩介氏、スペシャルゲストに箭内道彦氏を迎え、トークショーを開催。さらにバンドによる生演奏もされるなど、大いに盛り上がったローンチイベントであった。

20170728_y-koba7 (7)↑ ライカTL2のプロダクトマネージャー、マイケ・ハルベルツ氏。「ライカはベストな写真が撮れるカメラを目指しています。それは決定的瞬間を逃さないということなのです」と、ライカTL2の高速化について語った

20170728_y-koba7 (8)↑ 向かって左から於保浩介氏、高橋裕士氏、箭内道彦氏、バッキー木場氏によるトークショー。「ライカTL2は感覚的に使えて自分好みに楽しめるカメラ」「カメラが良ければ良い写真が撮れる」「ライカで見ると世界が変わってくる」などと盛り上がった

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