H&M、日本でポイント制 ファッションショー招待も – 日本経済新聞

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 スウェーデンのヘネス・アンド・マウリッツ(H&M)は11日、購入時にポイントがたまる会員制度「H&M CLUB」を12日から始めると発表した。欧州では導入済みだが、アジアでは日本が初めて。ポイントをためることで割引や先行販売への招待を受けられる。日本では同様のポイント制度を導入するファッション店も少なくない。H&Mは積極出店に加え、サービス面も充実して顧客の囲い込みを図る。

 「会員には商品の割引だけでなく、特別な体験を楽しんでもらう」。都内で開いた発表会で、H&M日本法人のルーカス・セイファート社長は強調した。日本には2008年に進出し、現在76店舗を展開しているが、顧客向けプログラムの導入は初めて。この時期に日本で始めることについて、セイファート氏は「成熟してきた日本市場で新たな試みをするには良いタイミングだ」と説明した。

 「H&M CLUB」はまず、専用アプリをダウンロードしてもらう。会員登録すると、初回購入時に全商品が10%オフになるほか、海外デザイナーと組んだ商品の先行販売時に並ばずに買い物できる権利が抽選で得られる。購入金額に応じてたまるポイントで交換できる特典は100種類以上用意した。海外で開かれるファッションショーへの招待もある。

 日本のカジュアル衣料業界では米GAPがポイントカードを導入しているほか、しまむらも18年から、子供用品専門店「バースデイ」でポイントカードを始める予定だ。ファーストリテイリング傘下のユニクロやGUはアプリに登録すると、クーポンなどの景品が抽選で当たるサービスを提供する。既に「ポイント経済圏」の奪い合いが始まっている。

 日本では後発となるH&Mのポイント制度は現在海外11カ国で1000万人以上が登録しているという。海外で蓄積した膨大な顧客データをもとに、日本市場に新たな風穴を開けるか、顧客を囲い込む競争はいっそう激しさを増しそうだ。

(原欣宏)





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