飛騨山椒、国が「宝」に認定 – 中日新聞

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国島市長(左)に認定を報告した内藤さん(中)と田丸さん=高山市役所で

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 農林水産省が地域活性化の成功事例を表彰する「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」に、高山市奥飛騨温泉郷村上の「飛騨山椒(さんしょう)」が選ばれた。特別賞にあたるチャレンジ賞も受賞。地元の高齢者や女性の活躍を進め、収穫量を伸ばしたことが評価された。六日、社長の内藤一彦さん(57)らが市役所を訪れ、国島芳明市長に報告した。

 農山漁村が持つ資源を有効活用した優良事例を選ぶ制度。魅力を全国へ発信しようと、三年前から認定している。今回は全国から八百四十四件の応募があり、有識者懇談会の審査を経て三十一件を選んだ。県内では唯一の認定だった。

 同社は二〇〇六年、現社長の内藤さんが親戚から経営を引き継いだ。奥飛騨地域で古くから作られていた飛騨山椒をブランド化。しょうゆやみそなどの加工品も手掛ける。関東を中心に出荷し、台湾や香港、フランスにも輸出。本年度の輸出額は約二百万円となる見込みだ。

 地元の高齢者に農家や畑の管理を積極的に推奨。昨年までの十年間で奥飛騨地域の山椒生産農家は四十五軒から六十五軒に増えたほか、畑面積も二倍以上の約一ヘクタールになった。女性目線で商品開発をしようと、正社員のほとんどに女性を登用している。

 内藤さんは十一月二十二日、首相官邸であった授与式に出席。安倍晋三首相にも山椒の香りを嗅いでもらい、評価してもらったという。

 翌日は東京都中央区の東京日本橋タワー前であった展示会にも出品した。

 六日は内藤さんと取締役の田丸正則さん(63)が市役所を訪問。内藤さんは「生産者や女性たちが皆で取った認定。今後も販売を増やせるように努力していきたい」と語った。

 国島市長は「『飛騨イコール山椒』といったイメージを付けられるように、雇用を確保しながら前進していってほしい」と呼び掛けた。

 (坂本圭佑)

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