英老舗ハーヴェイ・ニコルズが「ファーフェッチ」に出店 百貨店としては初 – WWD JAPAN.com

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 英発ファッションEC「ファーフェッチ(FARFETCH)」と英老舗百貨店、ハーヴェイ・ニコルズ(Harvey Nichols)が複数年にわたる提携を開始する。この提携により、ハーヴェイ・ニコルズは2018年後半に「ファーフェッチ」に出店し、「ファーフェッチ」が抱える世界中のユーザーと販路を獲得できる他、同社の物流システムを利用し、店舗返品サービスや即日配達サービスなどをスタートする。一方、ファーフェッチはグローバルなラグジュアリー・プラットフォームになるという目標達成に近づく。「ファーフェッチ」に百貨店が出店するのは初めてのことだ。

 ジョゼ・ネヴェス(Jose Neves)=ファーフェッチ創設者兼最高経営責任者(CEO)は「百貨店はファッションのキュレーターであり、われわれの使命はクリエイターとキュレーターにとって1番のプラットフォームとなることだ。百貨店を出店させることは、その進化のひとつ。われわれはセレクトショップを出店させることからスタートし、15年からはブランドを出店させ、今では300ブランドを超える。これらの出店は全て、われわれがグローバルなラグジュアリー・プラットフォームになるためだ」と語った。

 ディクソン・プーン(Dickson Poon)=ハーヴェイ・ニコルズ会長兼オーナーは「ハーヴェイ・ニコルズは将来的に模範となるために、最先端のデジタルテクノロジーを取り入れようとしている。ファーフェッチとの提携は、デジタルにおける専門知識を与えてくれるだろう。この先何年もこの提携が継続されることを望んでいる」と長期契約の意志を示した。

 ファーフェッチはこの提携を機に、他の百貨店とも提携の商談を進めているという。ネヴェス創設者兼CEOは、「この百貨店戦略は百貨店とwin-winの関係を築くことができるものだ。その歴史、評判、買い付け能力にかかわらず、ほとんどの百貨店はその地域の顧客に大きく依存しており、世界のラグジュアリー市場の半分の売上高を占める中国、日本、韓国、中南米、ロシア、中東などの市場で事業を展開することは非常に困難だ。しかし、われわれはそれらの地域にも進出し、事業所を設置している。取り扱い言語も現在の11言語にアラビア語を追加し、近いうちに12言語に対応する。われわれは、ファッションにおける世界中の有力なキュレーターにプラットフォームを提供し、消費者はこのキュレーターが抱える商品の購入が可能になる。平均36歳というミレニアル世代の何百万人ものユーザーを獲得できるのも、出店する利点の一つだ。ハーヴェイ・ニコルズをこの戦略の最初に選んだ理由は、素晴らしいDNAを持つ百貨店と提携したかったからだ。1831年に創業したハーヴェイ・ニコルズはイギリス国内、そして世界レベルでも最もアイコニックな百貨店の一つだ」と話す。

 ファーフェッチは2月に「バーバリー(BURBERRY)」と提携した他、「シャネル(CHANEL)」と若年層をメーンターゲットとしたデジタルコンテンツを共同開発するプロジェクトを発表している。また、ドバイを拠点とするセレクトショップ、シャルフー グループ(CHALHOUB GROUP)も、18年前半にアラブ首長国連邦に進出するファーフェッチと提携している。

 英メディア「スカイ・ニュース(SKY NEWS)」は昨年夏に、ファーフェッチがニューヨーク株式市場に50億ドル(約5300億ドル)相当で新規株式公開(IPO)を計画していると報道して以来、同社が銀行と協議を重ねているなど、IPOに向けた動きのウワサが絶えない。





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