初上陸の海外ブランド続々。表参道の行列仕掛人、トランジット中村貞裕社長の「Hot Tokyo」戦略 – Foodist Media

Home » イベント » 初上陸の海外ブランド続々。表参道の行列仕掛人、トランジット中村貞裕社長の「Hot Tokyo」戦略 – Foodist Media
イベント コメントはまだありません



株式会社トランジットジェネラルオフィス 中村貞裕社長

海外のブランドを素早く持ち込み、新しいモノ好きの人々の心を揺さぶる株式会社トランジットジェネラルオフィスが、次々とヒットを生み出している。『MAX BRENNER』や『DOMINIQUE ANSEL BAKERY』、『Guzman y Gomez』など、海外ブランドの日本初上陸の店を都心に展開。飲食に限らず商業施設やオフィスのプロデュース、イベント、不動産など手広く事業を営む中村貞裕社長(47)は「Cool Japan」ならぬ「Hot Tokyo」を目指している。外食アワード2017を受賞、「表参道の行列仕掛人」の異名を持つ同社長に成功の秘訣、今後のビジネスの方向性などを聞いた。

肩書きは「カルチャー・エンジニア」、継続的に街を作る仕事

同社は自身を「カルチャーエンジニアリングカンパニー」と定義づけている。さまざまなジャンルの事業を行う会社の性質を一言で言い表すのに適した言葉だろう。あえて翻訳すれば「文化工学会社」「文化設計・管理会社」。海外で中村社長が自己紹介をする時に肩書きをどうするかと考えた際に、知人から「あなたはカルチャー・エンジニア(culture engineer)だろう」と言われたことに由来する。

━━「カルチャーエンジニアリングカンパニー」を分かりやすく説明していただけますか

中村貞裕社長(以下、中村) 食文化を含めてカルチャーを作り続け、継続的に街を作るような「そういう人をカルチャー・エンジニアというのだよ」と言われたのですが、それを自分のものにしようと思っています。食やデザイン、アート、ファッション、音楽を通じて東京にカルチャーを作ってエンジニアリングしていく、街を作っていくような会社を目指しています。

━━「カルチャーエンジニアリングカンパニー」としてのご自身のモチベーションは、どこにあるのでしょう

中村 基本的に自分たちのやったことが話題になるのが好きです。目立ちたがり屋ではありませんが、ミーハー的に嬉しいじゃないですか。東京のど真ん中にドカーンと、一瞬にして話題になることでもいいですし、僕らが店を出した場所が5年後、10年後にカルチャースポットになって「きっかけはトランジットが作ったお店だよね」と言われるのもいいです。

━━外食アワード2017を受賞されましたが、率直な感想をお聞かせください

中村 うれしかったです。過去に受賞された方たちは飲食企業として非常に注目されている先輩方ばかりで、そこの仲間に入れたという感じがしました。

昨年は外食アワードを受賞

台湾からかき氷『ICE MONSTER』を入れた理由

同社では海外のブランドを、大手企業との合弁会社をつくって導入して成功させるというパターンが多い。「表参道の行列仕掛人」にこれまで手掛けた店舗について、その導入のきっかけや、現時点での評価を聞いてみた。

━━『MAX BRENNER』の導入のきっかけを教えてください

中村 個人的にチョコレートはコンビニか、バレンタインデーかゴディバしかイメージがありませんでした。ところがニューヨークの店に行ってみたらチョコレートをカジュアルに楽しむ文化というのを感じたわけです。そういったチョコレートを楽しむ文化を根付かせたいなと思いました。それで日本に持って来ました。

━━反応はいかがでしょう

中村 5割ぐらいの成功です。チョコレートは毎日食べるものではありません。一見さんが多い観光スポットに出した店がうまくいっていますが、住宅地には向いていません。立地を考えないといけないという反省と、こうすればうまくいくという成功パターンを感じました。

━━『ICE MONSTER』は台湾からの上陸ですね。導入した理由は?

中村 たまたま六本木に夜中までやっているかき氷屋さんがあって雑誌で目にしたこと、和食店に行ったら締めにかき氷が出てきたことが続き「かき氷流行っているのかな」と思いました。また雑誌で台湾特集が増えてきました。それに自分自身の中で「日本初上陸」というのが流行っているからいいなという思い、それに「デザートがいいな」という思いなどでしょうか。

━━『Guzman y Gomez』(GYG)はメキシコ料理ですね

中村 他のブランドは大手資本と組んで合弁会社をやっていますが、ここは自社だけでやっています。10年ぐらいかけて、ブリトーやタコスを普通の食事にしたいという思いがあるからです。ケンタッキーが来た時のフライドチキン、マクドナルドが来た時のハンバーガー、最初はみんな知らなくても今では当たり前の食事になっています。10年ぐらいかけて100店舗ぐらい目指そうかなと。他の資本を入れると急かされることもあるので、自社でやっています。

━━手応えはいかがでしょうか

中村 テストマーケティング中ですが、うまくいっています。一番うまくいっているのは渋谷店。外国人の方が多く、土日も平日と変わらずに来店していただいています。

Foodist Mediaをフォローして最新記事をチェック!





コメントを残す