バランスの良さと鏡面仕上げの真鍮ボディ。「カヴェコ」の『スペシャル』に宿る高級感|d.STORE – d.365 (ブログ)

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経年で表情を変える細身のボディ

八角形の胴軸は、かつて1930年代に「Kaweco(カヴェコ)」がリリースしていた事務用の繰り出し式ペンシルの細軸を復刻したもの。ただし、『スペシャル』は素材に真鍮を使ったことで、ペンシルとはまったく違った高級感を宿している。

同じく真鍮を使っている『ブラススポーツ』や『リリプット』とは違い、表面の加工を鏡面仕上げとしていることで、印象はかなり違っている。細身で長さのある『スペシャル』には、すっきりとした輝きが合っていると言える。

それでも、ブラスシリーズにのみ許された経年変化による表情の移り変わりを楽しむことはできる。1年、2年と使ううちに、当初は金色に輝いていた表面は、写真右側のように光を鈍く反射するようになり、その風合いは特別なものとなる。

ドイツ筆記具メーカーの老舗「Kaweco(カヴェコ)」の歴史

1883年にドイツ・ハイデルベルグで創業した、ドイツでも最も古い筆記具のメーカーのひとつとして知られる「Kaweco(カヴェコ)」。創業者であるハインリッヒ・コッホ(Koch)と、ルドルフ・ウェバー(Weber)、それぞれの名前の頭文字からブランド名が名付けられた。このブランドを特徴付けているのは、他のブランドとは一線を画す優れたデザイン性。筆記具好きの間でも人気のあるブランドだ。

数々の名作を世に送り出していた名門だったが、1976年に一度、経営難によりその歴史に幕を閉じている。その後、1994年にドイツ・ニュールンベルグのh&mグッドパレット社によってブランドは復活した。

筆記具としてのバランスの良さがある

細い胴軸ながら、キャップを尾栓のネジで固定してペンを滑らせてみると、そのバランスの良さに驚く。筆記時の約168㎜という長さと、ブラスの重みがそうさせるのか、八角形という万年筆としては珍しいフォルムが影響するのか、おそらくそれらすべての要素が合わさり、この気持ちの良い書き味を実現しているのだろう。さすが、ドイツのものづくりを感じさせる筆記具といったところ。

キャップはネジ式で固定できるので、気密性も高く、またキャップを閉じた際、胴軸部分の八面体と表面がすっと揃う美しさも眺めて楽しい。尾栓には「Kaweco(カヴェコ)」のシルバーロゴが刻印されている。

この『スペシャル』には、ボディがブラックのモデルもある。鋭く光を放つブラスの鏡面仕上げとは違い、ブラッククリームのマット仕上げとなっており、印象はぐっと落ち着いた質実剛健な雰囲気となる。

ブラスとブラックを利用シーンに合わせて、使い分けるというのも面白いかもしれない。





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