「社内不倫を解消してから早数か月…。また友人に戻りたいのですが」(男性/37歳)

Home » 媒体 » All About » 「社内不倫を解消してから早数か月…。また友人に戻りたいのですが」(男性/37歳)
All About, ファッション コメントはまだありません



不倫して本当に傷つくのは誰か

A.武田先生がアンサー

先日、『ルビンの壺が割れた』という小説を読みました。別れた元恋人に対して、男性が執拗にメールを送るのですが、今その小説を再び読んでいる錯覚に陥るほど、なつきさんのことを「怖い」と思ってしまいました。

男性って、「別れた女性はいつまでも自分のことが好き」と思っているフシがあるのですが、残念ながら実態は全然違うんですねー。

「あんなに大好きだったのに、なんで好きになったか理由がまるで思い出せない」なんてのはまだいいほうで、「顔も見たいくない」「気持ち悪い」という人類最低ランクに格付けされることも珍しくありません。

男性のなかでは、2人が最高に盛り上がっているピンク色のときが瞬間冷凍されて記憶に留まっているのかもしれませんが、女性の場合は、片思いで終わった恋以外の過去の男性というのは、得てして経年劣化していくものではないでしょうか。

特に、女性に新しく好きな人ができたり、ほかに大事な人がいたりすると、それ以外の男性への興味関心が著しく低くなる傾向にあります。女性はいつも相対的。絶対的に気に入った相手たちへ、同時進行で違う愛が注げる男性とは違うんですね。

その女性はお子さんがいらっしゃるのだとすれば、お子様のことを考えて今回の過ちから足を洗おうとしたのかも。あるいは、退屈しのぎに不倫したものの、罪の意識も手伝ってご主人の良さに改めて気付き、ご主人へのマインドシェアが上がっている、とか。

だとすれば、あなたへの感情はうとましさ以外の何物でもないでしょうね……。

身から出た錆とはいえ、「お願いだからそっとしておいてほしい」と祈っているのでは。

それこそ、あなたが激昂してストーカー化したり、やぶれかぶれになって社内不倫を暴露する自爆テロを強行したりすれば、彼女は家族、人間関係を失うわけで、戦々恐々としているわけです。

でも一番辛いのは、子供への信頼を失うことですよね。どんな母親も、子供に対して恥ずかしいことはしたくないものですから。

で、一周回って、不倫ですべてを失うのはなつきさんも同じ。相手の女性はパートさんゆえ、居づらくなればいつでも辞められますが、なつきさんが社員であればそういうわけにもいかないでしょう。転職するにしても、一家の大黒柱なのでしょうから、行き先はどこでもいいというわけにはいきません。

どこで聞きつけたのか、そういうゴシップネタは転職先にまで喧伝される可能性だってあります。昨今の不倫許すまじの社会的風潮からすれば、肩身の狭い思いをすることになるでしょう。

なつきさんは、全然懲りてなさそうだし、事の重大さを理解していないようなので、いっぺん痛い目にあったほうがいいのかもと思ったりもしているのですが、罪もない家族を巻き込みたくありません。

知って傷つくのは家族です。夫の裏切りへの心傷だけでなく、まわりからは「かわいそうな奥さん」「不倫された奥さん」として好奇の目にさらされるのはどれほど苦痛でしょう。

なつきさんはいつも意識が自分に向いていて、主語が常に自分。隣にいる奥さんを、困っている相手の女性を主語にして世界を捉えてみてほしいです。





コメントを残す