ワコール、2018年3月期は営業利益13%増 国内は苦戦も海外事業が好調 – FashionNetwork.com JP

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 ワコールホールディングスが発表した2018年3月期業績は、売上高が0.1%減の1957億2500万円、営業利益が13.3%増の125億3400万円となった。卸売が振るわなかった国内事業は苦戦したが、米国と中国を中心に海外市場では堅調に伸びた。

2018年ワコールカレンダーより – 画像: ワコール

 「将来不安による節約志向が根強く個人消費の回復が鈍い」と見る日本国内市場のワコール事業売上高は、1.9%減の1160億8500万円。百貨店での売上は、訪日外国人消費に支えられた東京、大阪圏で大きく拡大したが、地方都市は苦戦する形となった。卸先の閉店や在庫調整も影響し、卸売事業全体では2%の減収に。小売事業は店舗整理もあり1%の増収と横ばいだった。一方、ウェブストア事業は顧客サービスを強化したことで14%と大きく伸びた。営業利益については、収益性の改善と販管費抑制、さらに子会社の工場用地退去に伴う補償金収入も手伝って13.3%増となった。
 
 一方、消費者感情が高水準を維持しているという米国のワコールインターナショナルは、現地通貨ベースで3%の増収。ECが高い伸びを示したほか、卸先の百貨店数が増加したこともけん引。営業利益は2%増だった。
 
 中国ワコールも好調で、売上高は現地通貨ベースで10%増加した。個人消費が堅調だったことに加え、需要期に特設売場を設けるなど積極的な販促を行った結果、百貨店1店当たりの売上は8%増加したという。さらに他社ECは29%と大幅な伸びを見せた。
 
 ヨーロッパも3%の増収と堅調。特にドイツやスペインはユーロ高も影響して前年比2桁増となった。プラスサイズの「Elomi(エロミ)」が20%増を記録したほか、水着ブランドも好調に推移した。
 
 海外ワコール事業全体としては、売上高が7.2%増の518億8800万円、営業利益が26.1%増の38億5200万円となっている。
 
 また、ピーチ・ジョン事業は国内の通販事業が不調で3%の減収だったほか、その他の業も5.6%減。
 
 中期経営計画に基づき、国内事業の収益確保と海外事業のさらなる成長を目指すという同社。次期に関しては、売上高2.2%増の2000億円、営業利益20.2%増の100億円を見込む。
 
 伸び悩む国内市場への施策としては、卸売事業の統合による効率向上のほか、出店加速やオムニチャネル化の促進を挙げている。また、海外事業に関しては、欧米間の事業連携や、中国におけるEC需要への対応を強化していくという。
 
 

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…めると同社の社長交代は31年ぶりとなる。新社長の安原弘展氏    塚本社長は創業者である塚本幸一の長男で、1987年にワコール(現ワコールホールディングス)の社長に就任。後任の安原氏は1975年にワコールに入社し、ウイングブランド事業本部長やワコールブランド事業本部長などを務めてきた。そして、2016年からワコールホールディングス取締役副社長、今月からワコール代表取締役会長に就いている。 






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