来週はドラッグストアが波に乗る? – 会社四季報オンライン

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ファーストリテイリングの第3四半期(17年9月~18年5月)連結決算は3年ぶりに最高益を更新(16年10月撮影:今井康一)

 13日の東京株式市場では、ともに前日引け後に四半期決算を発表したファーストリテイリング(9983)と安川電機(6506)で明暗を分ける展開となり一喜一憂。株価指数先物の精算日(マイナーSQ)と重なり商いはやや活発化した。

 為替相場が待望の円安に大きくシフトしたので外需主力銘柄はこぞって下値から好反発した。ただその理由は日米金利差の拡大という要因だけではなく、関税強化で中国の国内経済が打撃を受け、世界景気が減速するとの懸念から新興国通貨が軒並み売られドルが買い戻されたのだ。

 不思議なのは、安全資産とされる円も同じく買い進まれるはずなのだがそうはならなかった点だ。「よい円安と悪い円安」という表現があるとすれば、日本経済の景気減速を織り込んだ円安という悪いパターンということになる。今回の円安は株式マーケットにとってハッピーな材料とは決めつけられない。

 13日の日経平均株価終値は前日比409円39銭高の2万2597円35銭、前週末終値比では809円21銭(3.71%)高で取引を終えた。前週より高く引けたのは4週間ぶりだ。この地合い好転が「海の日」の休場明けとなる17日前場に持ち越せば、来週中に日経平均が2万3000円に急接近する足かがりとなるかもしれない。

 とはいうものの主力株に飛びつくのは尚早だろう。世界経済に貿易戦争という暗雲立ち込める中では危ない橋を渡ることはない。来週からは米国の主要企業が四半期決算発表シーズンに突入。国内でも4~6月期の決算発表シーズンが20日の東京製鐵(5423)を皮切りに幕開けする。明くる週の25日はさっそくヤマ場を迎え、信越化学工業(4063)、日立建機(6305)、日本電産(6594)、アドバンテスト(6857)、ファナック(6954)が決算発表する。3月期の通期予想に対して好発進だと、お盆前まで続く決算シーズンは盛り上がるだろう。

 市場関係者の間では、今第1四半期の世界景気はよかったし、為替は想定レートより円安で推移していたので、外需主力株は好発進するのではという楽観論が多い。しかし、うがった見方をすれば、シーズン前にそうした期待は織り込めるだけ織り込んでおこうと先回り買いされているとの見立てもできる。ファーストリテイリングのように外国人の投げ売りに遭っても好反発を繰り返して、中期では上昇トレンドを継続中というバイ&ホールド向きの優良銘柄だけを選好するのが無難だろう。高値水準であっても、下値を拾って中長期で上値を追っていく地力があるからだ。





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