ついにオメガまで5年保証! 高級時計における長期保証化の流れは業界全体に波及するのか!? – GetNavi web

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オメガが2018年7月1日以降に購入されたすべての時計に
保証期間5年間の延長適用宣言!

高級時計業界にまたビッグニュースが舞い込んできた。しかもユーザーにとってもメリットの多い、正規品の保証期間の延長という知らせだ。

マスター クロノメーター認定を持つ、2018年の話題作
「シーマスター ダイバー300M マスター クロノメーター」
Ref.210.32.42.20.06.001 55万800円 自動巻き(Cal.8800)、55時間パワーリザーブ、SSケース、42mm径、300m防水

オメガは、これまで製品によって2~4年の保証期間を設けてきたが、このたび2018年11月をもってすべての製品に5年保証を適用するという。しかも、2018年7月1日以降に購入された時計も対象になるというから驚きだ。
この背景には、ここ5~6年の間技術革新に多くの投資と開発時間とを費やしてきたオメガの”本気”が見て取れる。時計に初期不良があるとすれば、3~4年目に出ることが多いとされており、これをカバーする5年もの間保証をするということは、自社の技術力に絶対の自信がなければ到底不可能だろう。

2017年、ビエンヌに新設されたオメガの新たなファクトリー

本誌が今年3月に現地取材をした、スイス・ビエンヌに新設されたオメガの新工場はその絶対の自信もうなづけるものだった。「建築界のノーベル賞」といわれるプリツカー賞を受賞した日本人建築家の坂 茂さんの建築による同工場は、主に地熱や太陽光を利用した再生可能エネルギーで運用されている。作業面においても時計のパーツ管理やピックアップなど単純なものはすべてロボットが行い、人の手は複雑な作業のみに割り当てられていた。あらゆる面で最適化が行われていることが、個々の製品のクオリティを底上げしているといえる。オメガは、高級時計でありながら、年間に数十万本を生産する需要がある。リソースの最適化を行って、生産効率を向上させるのは必然だったのだ。

新工場の内部。職人たちの生産ラインも効率的に組まれている

2013年の非耐磁、2015年のMETAS設立

オメガはここ10年弱の間、日進月歩で時計の技術革新を行ってきた。2011年には、自社ムーブメントに対して4年保証をつけ、2013年に超高耐磁性能を備えた「シーマスター アクアテラ“15,000ガウス”」を発表。2014年には「マスター コーアクシャル」ムーブの開発に成功し、2015年にはMETASと共同で新たな品質規格「マスター クロノメーター」を創設した。これほど急ピッチで開発と設立を続けざまに行い、ついに全製品5年保証にこぎつけたことは称賛に値する。現状で5年保証を謳うブランドはロレックスと、自社製キャリバーのみを対象としたブライトリングくらいだからだ。

帯磁しない素材で作られた自社製Cal.8400。シーマスター300などに搭載される

今後、他のスイス勢も追従するのか!?

ユーザーから見れば、保証期間の延長は単純に嬉しいもの。現在多くのスイスブランドは2年保証で足並みを揃えているが、この流れは今後も波及していくのだろうか?

筆者は、追従ブランドがあるとして数社に絞られるのではないかと予想する。なぜなら、5年間の故障率を下げたり、メンテナンスの体制を整えるには大量の生産本数を持ち大資本のあるブランドか、限られた本数を主に人の手で生産するラグジュアリーブランドに絞られるからだ。(最も、後者はそれをしないだろうが)

ともあれ、高級時計で大きなシェアを持つオメガやロレックスが5年保証を設定したのは間違いなく明るいニュースで、舶来時計全体のクオリティが上がっていくことも示している。ぜひ今日かった時計を永く愛用し、子どもや孫の世代まで引き継ぎたいものだ。



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