ダイフク、世界の物流改革支える黒子 – 日本経済新聞

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物流倉庫の自動化などを手掛けるダイフクの業績が好調だ。9日発表した2018年4~9月期の連結決算は最終利益が前年同期比78%増の217億円と大幅に伸びた。電子商取引(EC)市場の拡大などで倉庫の自動化や効率化は国内外問わず課題となっている。物流システムメーカーとして世界でも評価される同社は物流革命を支える黒子として存在感を増している。

ダイフクは物流搬送システムなどで企業を支援する

「5~6%の業界平均に比べても高い水準だ」。9日、都内で開いた決算会見で下代博社長は、11%と業界平均の約2倍の営業利益率に自信を見せた。足元では前期に受注した半導体向けの生産ライン向けシステムなどが好調だった。19年3月期通期も2割増の350億円と過去最高益を更新する見通しだ。

ちょうど1カ月前、ダイフクは「ユニクロ」ブランドを展開するファーストリテイリングとグローバルでの戦略的パートナーシップを締結した。このときお披露目したのが、両社が協業して9割を省人化した自動倉庫だ。ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長からは「世界で一番信頼でき、最後まで一緒にやってもらえるところはダイフクしかないと思っている」との言葉を引き出した。このシステムを今後、ユニクロの世界の拠点に広げる。

もともとダイフクは日系自動車メーカーの海外進出に伴い、自動車生産ライン向けの販売を伸ばして事業を拡大させてきた。プレス、溶接、塗装、組み立て、部品物流など生産ラインをスムーズに動かす技術に定評があり、そこに着目する企業はメーカーから小売りなどに着実に広がっている。

2021年3月期を最終年度とする4年間の中期経営計画を策定し、今期は2期目。特に伸びが大きいアジア・オセアニアの売上高は1.3倍に、北米は1.6倍に伸ばす計画を掲げる。すでに自動車メーカー向けの生産システム向けに生産・搬送システムを納入してきた地域では営業体制も整っており、今後は売り込む先をあらゆる業種に広げていく。

海外売上高は7割近くになり、米専門誌の調査でも物流システムメーカーとして世界でトップと評価されている。「海外売上高比率は今くらいが妥当だろう。あとは国内外それぞれを伸ばすだけだ」(下代社長)。ファストリとの提携で物流のノウハウをさらに蓄積し世界でのポジションを確固たるものにする。





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